付加価値の見える化

2018.12.16

人手不足を背景とした宅配業者による配達料金の値上げが行われてから、1年が過ぎました。

 

マンション管理の現場でも、居住者の方から
「自分がいないために何度も再配達に来てくれる配達員さんに申し訳ない。不在時にも預かれる“宅配ボックス”を設置しては」
との声が聞こえます。
最近のマンションでは標準装備になっている“宅配ボックス”も、築20年を超えるマンションには設置されておりませんので、当社もそのようなニーズに応えるべく導入の提案を行っております。

 

この「再配達に来てくれる配達員さんに申し訳ない」というご発言にあるように、今まで当たり前と思っていた付加価値について、多くの利用者に“受益者負担”の心情を呼び起こした結果、配達料金の値上げも受け入れられたのでしょう。
運送業界では、今まで運賃に反映されておらず、低収益・長時間労働の根源であった付加価値サービスを“見える化”して、従業員一人ひとりが生み出す利益の増加につなげる取組みが進んでいるようです。

 

マンション管理業界でも、それぞれのマンションで抱えている課題は違いますし、担当している営業職員(業界では「フロントマン」と言われています)及び管理員の仕事量や作業負担もマンション毎に大きく差が出てきます。

さらに、他の業界と同様に慢性的な人手不足に悩んでおり、フロントマンの長時間労働や欠員管理員の穴埋めのために代行員の手配の経費増加など、生産性の低下にも繋がっております。

運送業界の試みは、マンション管理業界も含めサービス業界共通のテーマである“生産性向上”への試金石になると思います。

 

当社においても、まずは一つ一つの仕事や作業を点検し、無駄な作業がないか、付加価値を生む作業にきちんと対価を得ているか、などの点をきちんと見極めたうえで、“見える化”を進めていき、お客様からご納得いただける付加価値を生んでいる仕事には適正な対価を得るようになれればと考えております。

 

また、お客様に必要とされる「きめ細かいサービス」が収益につながる仕組みができれば、社員にとって提供するサービスの質を高める動機にもなり、さらにその努力により賃金が上がる仕組みが出来れば、人材の確保に生かせると思っております。

 

付加価値の見える化

管理会社をお探しのお客様、新規のお客様へ

管理のご相談・お見積はこちら

営業時間 平日9:00 - 17:30

タップしたら電話がかかります。
首都圏

0120-099-531

首都圏

0120-099-531

中京圏

0120-448-758

中京圏

0120-448-758

近畿・九州圏
近畿
九州圏

0120-945-811

近畿・九州圏
近畿
九州圏

0120-945-811