2023.09.01
9月1日を防災の日とすることが制定されたのは、今から60年以上前の1960年です。
防災の日が作られた目的については、1960年当時の官報に記載があります。
官報によれば防災の日は、政府や地方公共団体だけでなく、国民一人一人が災害についての認識を深め、災害に対処する心構えを準備することを目的としています。
昨今、様々な自然災害が発生しており、いつどのような形で被災するかわからない状況です。
私自身が肝に銘じる「備え」を2つ、皆様にもお伝えできればと思い改めて調べました。
『ハザードマップ』
ハザードマップは、地形や地盤の特徴、過去の災害履歴から地震や洪水、土砂災害などの危険性を評価し、次なる自然災害の発生リスクを示す地図です。
リスクの高い地域を可視化することで、地域の人々が土地の危険度や災害時の避難場所や避難経路を確認しやすくなり、より効果的な災害対策を講じることが可能です。
地域の防災意識を高め、災害に対する準備と備えを促す重要なツールと言えます。
さらにハザードマップの情報は、都市計画や建築基準の策定、避難計画の立案などにも活用されております。
なお、ハザードマップという名称は広義で使用されることもあり、防災マップを含めるケースもあります。
『防災アイテム』
災害時にはライフラインが断たれ、支援体制が整うまでにしばらく時間がかかることも少なくありません。
被災地に支援物資が届くまでには、概ね3日間はかかると言われています。
このため、非常食や飲料を確保し、情報収集できるアイテムを準備しておくなど、日頃からいざという時のための準備しておくことが肝心です。
すでに防災グッズを用意している方は、普段チェックを忘れがちな備蓄食品の賞味期限や乾電池やガスボンベなどの使用期限を毎年防災の日にチェックする、など決めておくとよいでしょう。
「備えあれば患いなし」という言葉がありますが、正に個人個人が意識を高めて「備え」ることで被災した際の被害を最小限に留めることができると思います。
災害発生時は“管理会社も被災する”の観点から、私どもライフポート西洋は毎年9月1日と3月11日に防災訓練と防災備蓄の確認を実施しております。
今後も皆様に防災に関して必要な情報などを発信させていただきますので、いつ発生するかわからない災害に備えて一緒に防災の意識を高めていきましょう。
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