2016.04.16
自宅近くの小学校が閉校になり、昨年校舎が取り壊されました。
校舎が無くなり、立ち入り禁止の柵が巡らされた広い空き地に取り残された桜の老木は、今年も満開の花がきれいでした。
高度成長期に団地が建設され、若い人たちが移り住んで子供が増え、この小学校が作られました。
しかし、今や高齢化に伴って子供の数が減り、新しくこの小学校に入学する児童はほとんどいません。
それに従い小学校の統廃合が進む中で、校舎の老朽化が進んでいることもあり取り壊されてしまいました。
マンションでも老朽化と居住者の高齢化は、私たちが考えなければならない大きく難しい問題です。
築年数を経たマンションは、設備も古く、バリアフリー化もされていない場合がほとんどで、5階建てほどであればエレベーターがないこともあります。
大規模修繕工事や建替え工事などにも関わる大きな問題です。
お部屋の中でも、給水・給湯・排水管が劣化して漏水しやすくなっていたり、お風呂の追い焚きができない、脱衣室やトイレに段差があって躓きやすい、など不便さや危険性が潜んでいて、設備交換やリフォームなどの問題も発生しています。
ハード面ばかりでなく、高齢の居住者の生活をどう支えていくかも共同生活の課題です。
最近建てられたマンションはバリアフリー化が進み、中には高齢者向けマンションも売り出されています。
一方で築年数を経たマンションに関してはこれからますます問題になることが予想されますので、当社でも重要課題として取り組んでまいります。
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