2018.04.16
「鉄橋・石室を以って西洋に凝するは易しといえども、政・法を改革するは甚だ難し」
偶然、雑誌で目にした福沢諭吉の言葉で、「ハードを作ることは簡単だが、ソフトを創ることは容易ではない」という意味だそうです。
マンション管理に携わっている身としましては、深く考えさせられる言葉でした。
マンション生活で最も身近なソフトといいますと、マナーやルールが浮かびますが、住人共通の文化としてはまだまだ定着していると言い切れないのが現状ではないでしょうか。
多くの住人が暮らすマンションで快適な生活を送るためには、マナーを守って生活することが重要なのは言うまでもありません。
しかし、個人のマナーだけでは不十分なため、マンション全体で取り決めた「管理規約」や「細則」というルールが存在します。
「管理規約」には専有部分と共用部分の範囲、区分所有者の役割と義務、管理組合の役割と業務などが、「細則」にはマンション生活において共有すべき取り決めが記載されています。
そして、この管理規約や細則は一度定めれば安心というものではなく、マンションの実情や法改正に沿った形態に見直しをしていくことが大切です。
今一度、皆さまがお住まいのマンションの管理規約や細則がどうなっているのか、確認してみてはいかがでしょうか。
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