2022.04.01
「SEIYOいい話コンテスト」の2021年応募作品をご紹介いたします。
当社の管理員の作品です。
「ツバメさん家族も安心・安全・快適に」
新宿区内に建つ、築50年のとあるマンションの管理・清掃業務を、今年の4月まで3年4ケ月ほど勤務してきました。
毎年のように、当館に長くお住まいの方々と、長きにわたりここを住まいとしている「ツバメさん家族」との素晴らしい出会いと交流が繰り返される姿に感銘を受けました。
ここにその一端を紹介したく思い、ペンを取らせていただきました。
当館では、二人の実直誠実で温和な管理員のオジサンたちが管理・清掃業務に携わっています。
今年も一羽の「ツバメさん」が、3月31日に「またよろしくお願いします」と私たちの前に姿を見せてくれました。
その後、しばらくの間はその姿を見ませんでしたが、4月24日の日に伴侶を伴って巣の周りを嬉しそうに鳴きながら飛びまわっていました。
良き伴侶を探しに、どこかに行っていたようでした。
「ツバメさん」は、最初の旅を終えて目的地に到着出来ると大人の仲間入りができるそうです。
そして巣作り、産卵、子育てをして1年でこのサイクルを2回します。
ツバメの平均寿命は1年半だそうです。一生で渡りができるのは2~3回だそうです。
とても厳しい環境で生きていることがわかります。
そんな「ツバメさん」たちだから、こと管理員のオジサンたちが優しく見守っているのです。
日頃から巣の周辺が汚れないように糞の処理などをして、住みやすい環境づくりをしています。
その気持ちは「ツバメさん」たちにも、よく伝わっていることでしょう。
子育て中には、居住者の皆さん、近隣の皆さんも、見学に立ち寄られた幼稚園児さんたちも、静かに、優しく見守ってくれていました。
当館には通して約3ケ月ほどの滞在です。7月上旬には、また長期不在届を出して遠くに旅立ちます。
「ツバメさん」からは、その立ち居振る舞いから、生きることの大切さ、大変さ、家族の優しさ、連帯感をもつことの大切さなど、沢山のことを教えてもらいました。
「ツバメさん家族」も居住空間の安心・安全を確保してくれて、ロマンス誕生、産卵、子育て、巣立ちまで、暖かく優しい気持ちで大事に見守り続けてくれた人たちのいる、このマンションが大好きなようです。
この大都市の中で、しかも数あるマンションが立ち並ぶ中で、当館を選んでくれていることを大変嬉しく思います。
きっと、巣離れする際には感謝の意を込めて数回転回しながら飛び立って行くことでしょう。
「ツバメさん家族」が来年も戻ってきて、お住まいの皆さんと再会できますようにと旅の安全を祈っています。
ツバメさん、ありがとう。感謝です。
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