エネルギーの未来

2023.01.16

東京都では先月、全国で初めて新築一戸建て住宅への太陽光パネルの設置義務化に関する改正条例案が賛成多数で可決されました。

世間では賛否あるようですが、化石燃料など資源をほとんど持たない日本ではそれほどエネルギー問題が急務の課題になりつつあるということなんでしょうか。

 

そんな中、最近一番驚いたニュースが「植物と土を使った発電でスマホを充電する」です。

なんでも植物の光合成で作られた糖分を土の中の微生物が分解する際に発生する電気を利用するとのことで、約1時間でスマホの電池容量の20％ほどを充電できるようです。

それ以外にも、アメリカではキノコを使って発電する照明や、水道管の中を流れる水の力で発電する装置など続々とアイデアが生まれています。

 

また、発電だけではなく、その電気がいつでも使えるよう電気を蓄える蓄電池の技術も急ピッチで研究されています。

フィンランドの会社では砂に熱エネルギーを蓄える「砂電池」の商用運転を開始したようです。

アメリカでも普通の赤レンガを蓄電池にする技術を開発しました。

 

現在、エネルギー問題は地球規模で深刻な問題となりつつあります。

エネルギー問題は自国だけの問題ではなく、世界経済や国際政治と密接に係る問題で時には国際紛争まで引き起こしてしまうので、こういったアイデアが効果的に活用できたなら地球の未来は明るいと思う今日このごろです。

 

当社でも2022年にエネルギー問題の一環として社用車に電気自動車を導入しました。

当社が管理するマンションでもEV充電設備を設置するマンションが増え始めています。

これからも身近なところに環境に優しい新技術が次々と登場していくのかと思うととても楽しみです。