雪はき

2023.02.16

先日の降雪で、管理スタッフやマンション住民の皆様と雪かきをしました。

降雪中に行ったことから、雪の重さで腰にくる負担を感じることはなかったのですが、私の田舎（東北地方）では、方言で『雪はき』と言っていたことを思い出しました。

 

子どもの頃、祖母から『雪はき』の言葉の由来を、聞いたような記憶がありましたが、改めて調べてみました。

雪の文字の、雨かんむりの下にあるカタカナの「ヨ」は、「彗」という字を簡単にしたものだそうです。

「彗」は、彗星という言葉にも使われておりますが、「ほうき」という意味もあり、雪は「ほうきで掃くことができる雨」だったようです。

 

また、昔の人は、雪がつもってあたり一面が真っ白になった様子をみて、「神様が世の中を掃除して、掃き清めてくれたようだ」と感じ「彗」という字を当てたとも言われているそうです。

雪は、世の中の汚いものや醜いものをすべて白くして、清めてくれるものという考え方だったそうです。

 

降雪予報が出ると、マンション敷地の雪かき（はき）は重労働で、気が重くなりますが、マンションに住んでいる方々と顔を合わせる機会だと思うと雪かき（はき）が少し好きになりました。