世代ギャップ

2023.07.16

30年ほど前、自分が20代前半のころ「最近の若い奴は根性がない！」などと干支が一廻り以上年上の先輩方に小言を言われていました。

 

この「最近の若者は～」の言葉を調べてみると古代エジプトや紀元前ローマ時代、日本では平安時代の文献に同様の記述があるようです。

自分の経験と違う（理解できない）行動を行う若者に対して、いつの時代も同じように感じていたのですね。

 

新築のマンションには３０代後半から４０代前半の初めて住宅を購入する世帯が最も多くお住まいです。

小さなお子様のいる家庭など家族構成も似ていますので、マンションで発生する出来事への対処も共有できる問題が多く、解決までスムーズに進みます。

しかしマンションが築20年・築30年と経過しますと新築からお住いの世帯と、新たに引っ越してこられた世帯との間に世代ギャップが生まれます。

 

30年前と現在を比較すると通信手段・情報収集方法やコミュニケーションの取り方が大きく変化しています。

マンション内で問題が発生した際にも世代間の考え方の違いから合意形成が難しいケースが多く発生します。

そうした際に重要なのは、それぞれの世代が別の世代の考え方を認め・理解し、歩み寄ることなのでは？と考えます。

「理解できないから相手の意見を否定する」行動に陥りやすいため、一歩下がって学ぶ気持ちで接すれば、解決策は見えてくるのではないでしょうか？

 

古い世代は、「最近の若い奴は～」と一括りにせず、若者世代の新しく便利なシステムや考え方を学び・理解すること。

若者世代は「これだから老害は～」と嫌悪せず、古い世代のこれまでの経験に敬意を払い先人の知恵を学ぶことで、様々な課題解決や周辺地域との関わり方がスムーズになると考えます。

 

ライフポート西洋はこれからも様々な世代が過ごしやすい魅力あるマンションとなるために精一杯頑張らせていただきます。