2017.04.16
先日、若い社員が月に一度の全体朝礼を“忘れる”ということがありました。
この忘れる、という事態は誰にでも経験があることですが、取り返しのつかない“忘れる”という事件事故が時々起こります。
2016年に大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」でも、“忘れる”がひとつのテーマになっていました。
“忘れる”とともに主軸になっていたテーマが“災害”です。
「君の名は。」をご覧になった方は、幻想的でありながらも悲惨な災害のシーンが印象に残っているのではないでしょうか。
我々も、6年前に体験したあの東日本大震災でさえ、歳月の経過によって徐々に記憶から薄れ忘れてしまいそうになります。
ある本によれば、個人レベルだと3日で飽きて、3ヶ月で冷めて、3年で“忘れる”そうです。
組織レベルでも30年で途絶えたり崩れたりします。
60年経つと地域が忘れて、300年経つと社会から消える。
1200年も過ぎたら文化として誰も起きたことすら覚えていません。
「君の名は。」の作中にもこのような歳月経過による“忘れる”の描写がありました。
仕事でもプライベートでも、“忘れる”ということを前提に、忘れないための工夫が必要だとは思いますが、「天災は忘れた頃にやってくる」と言われるとおり、こと災害となるとひとりの努力では補えません。
当社も管理会社として、事故や事件や災害を忘れない努力を続ける必要があると思います。
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