新卒社員の皆さんと勉強中

2013.11.16

この春に新たな仲間として入社した新卒社員について、当コラム（２０１３年４月１日付「新しい仲間」）でも紹介しましたが、その後彼らは配属先が決まり、それぞれの部署で新たなスタートを切りました。
まだ慣れないながらも、先輩社員の指導のもと半年が過ぎ、少しは電話の応対が様になってきました。
それでも、電話に出た際に不慣れな対応がありましたら、しばしご容赦頂きたいところです。
ところで、この“新しい仲間”に課せられた別の使命がありまして、それは我々マンション管理を業とする会社に勤める者の使命でもありますが、「管理業務主任者」という国家資格を取得することです。
資格がないと先輩社員や上司に同行してもらって、仕事を続けることになるのです。
彼らは朝から会社の会議室で勉強したり、必死の努力をしています。
試験勉強というのは、試験日から逆算してどの時期にどのレベルまで到達するか、という計画を立てるところから始まります。
これまで合格した方に聞くと、試験が近づくと、休みの日は１日８時間から１０時間、平日でも最低４時間から５時間程度は勉強した、というお話がほとんど。
やはり国家試験ですので簡単ではありません。
あとは毎日の勉強を持続できるか？続ける力を保つのも容易ではありません。
『「やればできる！」の研究』（キャロル・Ｓ・ドゥエック著）という少し前に出された本を読むと“学びのプロセス”について書いてあって、「勉強に近道はない」とあります。
人間の脳には海馬（記憶を作る）という機能があって
①何度も入ってきた記憶
②「あっ」と驚く強い感情をもった記憶を吸収する
と書いてあります。
彼らにとってはやることなすこと新しいことばかりですが、その膨大な情報量を身につけるには、こつこつと習慣にしていくしか道はないようですね。
自分たちが新卒だった頃もそうでした。

彼らが少しでも早く、社会に役立つ存在になることを心密かに願いながら、一緒に勉強しています。
みんなかんばれ～