うれしかった言葉とメモ

2022.08.01

「SEIYOいい話コンテスト」の2021年応募作品をご紹介いたします。

当社の管理員の作品です。

 

 

「うれしかった言葉とメモ」

 

私は昨年65歳で定年を迎え前の会社を退職しました。しばらく休養して、いざ働こうと思ってみたものの、なかなか仕事が見つかりません。

そんな中、ハローワークからマンション管理員はどうだろうか、とアドバイスをもらいました。

早速ライフポート西洋の求人票を見つけて応募しましたら、すぐに面接になりトントン拍子に採用の連絡をいただきました。

 

お聞きしたところ、採用になったマンションは4月1日に別の管理会社からライフポート西洋に管理会社が変更になるので、新しく管理員を探していたとのことでした。

その後、4月1日に向けて入社研修と現地研修を経て管理員業務がスタートしました。

 

マンションは築40年以上と歴史が長く、勤務を始めるとすぐに居住者様が声を掛けてくださり、世間話の中でマンションの歴史や阪神大震災の経験を詳しくお話いただきました。

 

業務開始から2ヶ月、うれしいできごとが三つありました。

 

一つは、管理員の着任に際して居住者様からお祝いにガーベラの花をいただいたことです。

植木鉢に植え替えて青空の下で水やりをするなど、管理室でとても大切に育てています。

 

二つ目は、中心業務の清掃でのことです。

着任した時に目立つ汚れがいくつもありましたので、重点的に落とすように取り組みました。

すると居住者様から「通路やLED蛍光灯がきれいになって、蜘蛛の巣もなくなったね。ありがとう」と感謝の言葉をいただき、大変励みになりました。

 

最後は、業務終了後に「いつもありがとう。かいりにんさん」と書いたメモが管理室の前に置かれていたことです。

メモに書き添えてある名前は小学校低学年のお子様のもので、「かんりにんさん」が「か“い”りにんさん」になっているのが微笑ましくも、お気持ちを大変うれしく思いました。

下校時に声を掛けてお礼をお伝えしました。

 

居住者の皆様がそれぞれに見てくださっていたことが嬉しく、また身の引き締まる思いです。

まだ業務開始から2か月ほどですが、幅広い年齢の方から信頼されるように、そしてなによりも皆様が気持ちよくマンションライフを過ごせる一助になればと日々業務に取り組んでまいります。