地域の町会長を務めておりました

2024.04.16

昨年4月から1年間、住まいの地域の町会長を務めておりました。

町会報の回覧や役所の手続き、また各種イベント（ごみゼロ運動、防災訓練、レクリエーション会）など、右往左往しながら取り組んできました。

先日開催された総会では「1年間よく頑張ってくれた」と労いの言葉をもらい、今はホッと胸を撫で下ろしているところです。

 

ところで、町会役員を引き受けたくないという方が増えてきました。理由は幾つかありますが、無報酬の割に相応の責任を負うということが、敬遠される一つの理由となっているようです。

心情を表すと次のようになるかと思います。

 

Q：無報酬かつ責任を伴う町会活動とは？

A：大変で煩わしいもの

 

これでは引き受けるのもためらわれますね…

 

確かに大変な面もあるかと思います。ただ、私の例で言いますと、実はこの1年間は楽しかったですし、地域貢献にはちょっとした充実感を感じておりました。

では、充実感を与えてくれたものの正体は何か？ 次のように考えるとスッと腑に落ちました。

 

Q：無報酬かつ責任を伴う町会活動とは？

A：（本来的には）光栄なこと、そして尊いこと

 

ここからはマンション管理の話です…

 

管理組合役員の担い手が不足していると、近年言われるようになってきました。高齢化が進んでいるという要因もございますが、それ以外にも単に役員の活動の「大変さ」ばかり強調されてしまうのも、理由の一つなのではないかと思います。

しかし、実は「大変さ」と「尊さ」は裏表の関係であり、コミュニティへの懸命な働きかけは、大変でありながらもそれ自体が「尊いこと」なのではないかと考えております。

事実、献身的に活動されている管理組合役員の方と接すると、その姿勢に深い尊敬の念を覚えることがあります。

 

この「尊い」という価値観を全体で共有することができれば、より素晴らしいコミュニティの形成につなげられるのではないか？

この1年間の町会活動で感じたことを活かせるよう、業務に励んでいきたいと考えております。