ツバメの巣

2013.05.16

先日出勤しようとマンションのピロティーをくぐろうとしたときに横から何かが飛んできた。
避けようとしたらその何かは私の手前で見事に方向転換。よく見ると２羽のツバメだった。
そういえば昨年は、築１０数年経つこのマンションに初めてツバメがやってきた。
巣作りを始め、どんどん大きくなり巣らしくなってきたと思った矢先、もう少しでできそうだった巣が泥の跡を残して無くなっていた。
妻に話を聞くと小学生が長い棒で巣にいたずらをして落としてしまったらしい。
何とも言えない後味の悪さを感じつつ巣の跡を見上げて通勤すること数日、同じツバメなのかはわからないが、またツバメが巣作りを始めた。
今度はちゃんと作ってくれ、だれも邪魔しないでくれと念じながら帰宅すると、巣の下は人が近づけないようカラーコーンとバーで厳重に封鎖されていた。管理員さんが見かねてやってくれたらしい。
そのあとは子供たちも含め居住者に温かく見守られ、誰に邪魔されることなく無事に巣が完成。卵が孵化し、騒々しい雛の声を聞いたのもつかの間、あっという間に巣立って行った。
あれから１年がたったことになる。
今年も管理員さんや居住者の温かい心でツバメを迎え、送り出したいと思う。
残念ながら住んでいるのは当社管理のマンションではないけれど、当社で管理させていただいているマンションでも同じように温かい心の輪が広がる、ハートふるなお手伝いをしたいと思う。