地図には残らない仕事

2020.10.01

「地図に残る仕事。」という有名なキャッチコピーがあります。

私の大好きな新海誠監督が短編アニメを提供している、あの大手ゼネコンのCMに出てきます。

ダムの工事現場の所長さんが取材に応じてふと口にした言葉を磨いたものだそうですが、建設会社の社員の万感の思いを伝えて、余すところがありません。

 

一方、私たち管理会社は、もうできあがった建物をお預かりして、オーナーの方々と打合せを重ねながら、仕事を進めていきます。

同じ建物に関わっても、何かが形に残るのは修繕工事のときくらいで、特に形には残らない仕事も多いですね。

地図には残らない仕事です。

 

では、私たちの仕事はどこに残るのでしょうか？

またしてもサン=テグジュペリですが、「星の王子さま」にこんな言葉が出てきます。

「いちばん大切なものは、目に見えない」

 

目に見えない大切なもの。

心、ですね。

私たちは、心に残る仕事をしたいと思っています。

逆に、心に残らなければ何も残らないのが、管理会社の仕事。

人と人の間で、情報をつないで、付加価値を生み出すサービス。

心に残る仕事をする者だけが、信頼をつなぐことができる。

 

いちばん大切なものは、目に見えない。

だからこそ、大切なものを育て、共有できて初めて、素敵なコミュニティができあがる。

人の心は見えないけれど、

人の心は長い年月をかけて形に現れてくる。

そのことを私達は伝えたいと思います。