向こう三軒両隣

2014.01.01

「お茶の子さいさい」「大目玉を食らう」「嘘八百」「油を売る」「一杯食わされる」・・・
今ではほとんど口にすることはなくなりましたが、古い映画やテレビドラマのセリフで耳にすると、懐かしい「昭和」の空気が立ち上ります。
中でも是非思い出していただきたい言葉に、「向こう三軒両隣」という言い回しがあります。
『大辞林』での意味は「自分の家の向かい側にある三軒の家と、左右二軒の隣家。日頃親しく交際している近隣。」
近所付き合いは当然としてお互いが何かと助け合ってきた良き習慣がこんな言い回しで表現されていたのです。
落語に出てくる八っつぁん、熊さん。彼らの住まいである「長屋」では「向こう三軒両隣」どころかすべての住民が顔見知りで親しく付き合っていました。
江戸の犯罪発生率が低かったのは、そんなコミュニティのお陰であったのかも知れません。
鉄筋コンクリート造りの集合住宅で一番古いものは、有名な「同潤会アパートメント」ではなく、1910年に建てられた「三井同族会アパート」だそうです。
その後、50年を経て、先の東京オリンピックの開催された1964年に第1次マンションブームを迎えます。
食寝分離のDKスタイルの間取りが誕生したのもこの頃です。
いざなぎ景気に煽られた1968年には第2次マンションブームを経て、1972年には田中角栄首相の『日本列島改造論』を起爆剤として不動産ブームが起こります。
住宅金融公庫付分譲マンションの本格的供給や住宅都市整備公団の多摩ニュータウンを始め郊外型大型マンションの供給が始まり、第3次マンションブームになります。
1977年に始まる第4次マンションブームでは、公園や植栽の彩りを加えるなど共用部分へのプラスアルファの配慮がなされるようになりました。
エントランスへのオートロックの導入もこの頃です。
1986年、バブル経済のピークに向かい地価が高騰して、第5次マンションブームを迎えます。
都心では億ションと呼ばれる超高額物件が供給され、設備面では「バブル仕様」といわれる高性能化が進みました。
1994年から2002年の第6次マンションブームでは、バブル崩壊からの回復に向け、都心回帰とともに、大規模化、超高層化が進みました。仕様面でも高機能化(システムキッチン、断熱性能など)、高付加価値化(コンシェルジュ、共用施設など)、高安全化(防犯性能、耐震性能など)も新たな取り組みが見られます。
マンションでの生活は「隣の住民の顔も知らない」と揶揄されてきましたが、2006年には国土交通省が「コミュニティの形成」を指針に唱えています。
コミュニティの大切さが認識されはじめた2011年、東日本大震災によりその重要性を決定的になりました。
「隣の住民の顔も知らない」という時代は終焉を迎え、『ハートふるコミュニティ』が注目されはじめました。
「向こう三軒両隣」の精神の復権です。
あるマンションでは「ひと声運動」が行われ、相互に挨拶を励行する試みが展開されています。また、多くのマンションではクリスマスの飾り付けやもちつき大会が住民一体となり行われています。
当社も数多くの『ハートふるコミュニティ』の活動に、微力ながらもお手伝いをさせていただくことを願っています。
マンションの歴史には及ばないまでも、ライフポート西洋は2014年30周年を迎えます。
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