2016.10.16
10月に、松本市に旅行しました。
故郷に近い街ですが、訪れたのはほぼ30年ぶりのこと。風が心地よい日で、空の高さが目に沁みました。
驚いたのは、人通りが多いことです。
街の中心街の個人商店はどこも盛況でシャッターを閉じている店が見当たりません。
松本市は人口24万人。
首都圏で言うと府中市・草加市・春日部市とほぼ同じ規模です。
この規模だと、地方では駅からおりて中心街を歩いても、誰にも会わないことすらあるのですが…。
いま、首都圏ではクルマ離れが進んで、免許証を持たない若者も増えています。
公共交通機関の発達が、それを助長しています。
逆に、地方では人口減少に加え、郊外に大型店が進出し、クルマがなくては生きていけない社会になっています。
必然的に、ロードサイドに市街が拡散し、中心市街地はさびれていきます。
進出してくるのは、全国どこにでもある大手チェーン店。
これが地方都市の陥りやすい罠です。
松本市がその罠から逃れているのはなぜでしょうか。
歩いている人を見ると、若者や外国人が目につきます。
駅からおりて歩いている人も相当数にのぼります。
一つには街の中心部に松本城があり、開智学校もあって、周遊ルートが整備されていることが大きいのでしょう。
当日も松本城で蕎麦のイベントがあって、外国人観光客が多く目につきました。
イベントを手伝っている若者の一部は大学生でした。
大学生に話を聞くと、街の空き家をカフェを兼ねた大学生の交流スペースとして貸してもらっているとのこと。
空き物件を有効活用することも街の空洞化を防止する一因になっているようです。
工夫次第で地方都市のシャッター街化を防ぐ方法はあるものだなと、感心させられた一日でした。
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