2019.09.16
だいぶ前の話になりますが、シンガポール旅行に行った時、空港から都心部へ向う送迎バスの中で現地ガイドさんがこんな話をしてくれました。
あちらこちらに見える団地型のマンションを指差して、シンガポールの住民は8割以上がこれらの公団マンションに住んでいるとのこと。
しかもなんと持ち家比率90%超とか。
さらに驚いたことに、シンガポールは中華系、マレー系、インド系と大きくわけて3民族が共存する多民族国家のため、マンション内の各民族の入居比率や同民族がなるべく隣同士にならないように配分に工夫がされていると聞きました。単一民族だけの排他的なコミュニティが形成されるのを妨いで、良好で平和な民族間の共生が生まれることを目的としているそうです。
(現在はどうか知りませんが・・・)
日本では、マンションを購入する際、隣のお宅にはどんな人が住んでいるのか(住む予定なのか)わからずに購入することが一般的です。
今の日本では多くの場合、隣も日本人だと思われますが、近い将来はシンガポールのように他民族・多国籍になっていくかもしれません。
さて、分譲マンションでは隣接住戸とのトラブルが問題となることがあります。
特に騒音トラブルは身近な問題です。
壁一つで繋がっている集合住宅に住んでいる以上、どうしても少なからず生活音は伝わるものです。
ただ騒音は、人によって音の受け止め方が違うため主観的なものになります。
私は、日頃の人間関係構築により騒音トラブルの度合いの大小が決定するように思います。
日頃からお互いが生活音に配慮するのはもちろんのこと、消防訓練や総会などのマンション内イベントに参加して住民同士が顔見知りになっておくと大きなトラブルに発展しないケースが多いようです。
前述のシンガポールの政策とまでは言いませんが、良好なコミュニティ形成は、マンション管理において重要なファクターではないかと考えます。
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