新たな日常を目指して

2020.08.16

19世紀末、フランスのリュミエール兄弟が映像を記録する装置をつくり、自ら最初の映画を創ったといいます。

舞台と共時性を持つことはないそれまでの観劇の概念を揺さぶる新たなメディアの誕生です。

 

20世紀半ば、映像は家庭内に踏み込みました。

テレビです。

街角テレビに始まり、時を待つことなく一家に一台の時代を迎えました。

家庭の団欒を支えるテレビは、白黒から総天然色に変化を遂げ、さらに自在に音量やチャンネルを変えることのできるリモコンを携えることとなりました。

その頃、ある前衛芸術家が他人の家にあるテレビのチャンネルを外部からのリモコンの操作で勝手に替えることによるお茶の間の解体を提言しましたが、それよりも先にテレビは一人に一台となり家族の分断が進行しました。

 

19世紀に生まれた電話も同様です。

一家に一台であった黒電話が携帯電話の登場により一人に一台となり、今日のスマートフォンの最盛期を迎えます。

 

テレビは双方向となる夢を見ましたが単独では果たすことができず、電話はテレビ電話や多人数通話の普及にはいたりませんでしたが、インターネットにより歴史は刷新されようとしています。

 

コロナ禍を背景として、新たなコミュニケーションの場が求められています。

テレワークやリモートワーク、リモート会議、リモート歌舞伎、リモートライブ、リモート飲み会、リモート帰郷。

リアルからオンラインに置き替えられることにより、距離を超えた様々な繋がりが生まれようとしています。

最初は特別な状況を踏まえて始まったことが、いずれは新たな日常として根付いていくに違いありません。

私たちもまた今回のコロナ禍を梃子として、新たな日常を目指していきたいと考えています。

 

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