屋上緑化とセイタカアワダチソウ

2017.11.16

自宅の窓から何気なく見上げる隣のマンションの屋上で、盛りを過ぎたセイタカアワダチソウの花が風にゆれています。

夏の初めの頃は、白いユリが咲いていました。屋上に花壇があるのでしょうか？

 

建築物の屋上に植栽をする屋上緑化や外壁面に植栽を施す壁面緑化は、都市のヒートアイランド現象の軽減や、マンション自体の省エネの効果などが期待され、行政から設置費の助成が出ることもあって注目されるようになりました。

 

しかし、維持管理には手間と費用がかかります。

その為、導入されているのはビルなどが中心で、マンションで採用されることは少なく、設置されたとしても適切なメンテナンスをせずに放置しているケースが多々あります。

 

自宅の隣のマンションも投資用マンションだということもあり、恐らくメンテナンスが入っていないのだと思います。

セイタカアワダチソウは手入れのされない草地に咲くアメリカ原産の帰化植物の雑草で、非常に繁殖力が強いのだそうです。

背が高く黄色い花をつけ、花には蜜蜂が蜜を集めに来るといいます。

黄色い花が群生した様はなかなかきれいなものですが、秋の花粉症の原因とされるブタクサと間違われるかわいそうな花でもあります。

 

無機質な都会の中で、何の手入れもされない屋上緑化であったとしても、草花から四季を感じることができるのはいいな、と思いました。