ミニマリストと小さな社会

2018.02.16

朝礼のスピーチで若い社員が「ミニマリスト」について話していました。

「ミニマリスト」という言葉すら知らなかったので色々調べてみると、「持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人」というのが一般的な理解のようです。

断捨離ブームもありますが、普通に生活をしているととにかく持ち物は増えていきます。

 

持ち物を少なくするためには、今ある荷物を減らす必要があるのですが、これがなかなか難しい。

ある会計士の先生から教わったのは、「捨てるかどうか迷ったら捨てる」という思考でした。

「迷ったら残す・・・」という方が多いかもしれませんが、「迷ったら迷わず捨てる」ぐらいの覚悟がいるということのようです。

 

これは個人の問題だけにとどまらず、マンションでも管理室や書庫にはどんどん書類が溜まります。

溜まった書類を処分しないと、限りがあるスペースがどんどん失われていきます。

本当に必要な書類は何か?ということを確認して、不要な書類はどんどんシュレッダーにかけるなどの対処が必要です。

 

会社のオフィスでもこれに似たところがあります。

仕事が増えて、社員の人数が増えて、どんどんオフィスが広くなると、電話の取次ぎひとつとっても時間がかかります。

逆に小規模な支店や営業所は、電話でお客さまを待たせることがほとんどありません。

そして、仕事内容もお互いに把握しやすく、誰かが休んでいても他の社員が知っていて対応できてしまいます。

 

これをマンションの現場に置き換えると、従業員が交代で常駐する物件、例えば24時間勤務大規模マンションの場合などに当てはまります。

自分の担当時間に引き受けたことは、一人勤務なら自分が覚えていればいいだけですが、勤務シフトをローテーションで回す場合、ほかの仲間に引き継がなければなりません。

この引継ぎが漏れますと、お客さまにご迷惑をおかけしてしまうこともあるわけです。

多くの情報を複数の従業員で共有し伝達する、とにかく引き継ぎが生命線になります。

 

こうしてみると、ミニマリストという言葉はとても刺激的で、あらゆるものが溢れている社会への警鐘とも言えるでしょう。

人も社会も必要なものを見極めて身軽になることが求められているのかもしれませんね。

ミニマリスト

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