眼が悪かった印象派の画家たち①

2019.08.01

先日、子供が私のメガネをあやまって踏んづけ、丸一日メガネをかけない日を過ごしました。
いつもと同じ道を歩いても、この世界との距離をとるのが難しい感じがして、少しクラクラして。

 

ところが。
夜になって、外に出るとアスファルトの上を車のヘッドライトが次々に通り過ぎて、それはいつもの光景のはずなのに、光がまるで洪水のようにあふれ、はみ出し、眼に飛び込んできます。

 

その光の洪水の源は、アスファルトの一角にあるマンホールの蓋でした。
ヘッドライトがマンホールの蓋を繰り返し舐めるように通り過ぎていきます。
メガネをかけているときは、そんなことには全く気づきませんでした。
アスファルトの坂道には、滑り止めのためにガラス質を混ぜた舗装をしてある箇所があります。

それがヘッドライトを反射してキラキラと光るさまは、なんともいえず美しいのです。
遠くに見える街灯は、花のようにひろがっています。

 

それは別世界へ私を招く入り口のようでもありましたが、それを見ていて、印象派のゴッホの絵画を思い出しました。

星が、花のようにひろがっています。
ゴッホは緑内障だったといわれていますが、近視や乱視も入っていたのでしょう。
近視がひどくなると、ものの輪郭があいまいになり、光や、ものの動きに敏感になります。

 

たとえば、木漏れ日のあたるブランコ。格好の題材です。

ルノワールは近視が進んだため、一度メガネを作りましたが、どうしてもなじめず、「自分の目で世の中を見る」とやめてしまいました。晩年は目の手術をすべきかどうか、長いこと悩んでいたそうです。

 


次回は印象派の巨匠、モネとドガについてご紹介させていただきます。

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